フリーランスとして情報発信とコンテンツビジネスに取り組むなら、SNSを主戦場にするべきではない

ビジネス

こんにちは、藪内です。

 

最近のネットビジネス(この言葉はあまり好きではありませんが)界を見ていて思うんですが、以前より「カジュアル」な世界になったな、というのが率直な印象です。

 

言葉を変えれば「透明になった」と言ってもいいかもしれません。一昔、いや二昔前くらいまでは、顔も実名も分からない、ちょっと胡散臭い人たちがアングラで(メールとかを使って)しきりに煽る、というのが主流だったのがこの世界なんですが(もちろん、現在だってそういう人たちはいますよ)、ここ3~4年くらいでもっとカジュアル×透明なプレーヤーが増えてきました。

 

全体的な傾向としてあるのは「実名×顔出し×ワードプレスブログ(自分の名前をドメインにする)」を軸にして、ここに有料メルマガや有料noteをくっつけてコンテンツビジネスに取り組む、というものですね。加えて、Twitterとブログを紐付けして、エッジの利いたオピニオン系ブログを書いてはバズらせてアクセスを集める、というのが、2010年~2012年以降の「インターネットのトレンド(かつ王道)」のように認識されているのは事実です。

 

まあ、こういう戦略に打って出た切り込み隊長は高知のイケハヤさんなので、同じようなことやっているなあ、と思う人がいたら、それは基本的にイケハヤさんのスタイルを流用している、あるいはイケハヤさんのスタイルを流用している人にならっている(いわゆる「孫コピー」)かのどちらかです(笑)

 

で、僕自身はこの戦い方を否定するわけではないのですが、このスタンスはある意味「心臓に毛が生えていないとできない」ことなんですね。

 

実名顔出しでエッジの利いたことを言うには相当の度胸がないといけませんし(とは言いつつ、逆に誰もあなたのことに興味なんてないのも事実です)、こういう戦い方をしていると、不必要に敵(アンチ)を作ってしまうことになってしまいます。

 

もちろん、実名顔出しでエッジを聞いたことを言い続けることを主たるビジネスにするのであれば、そんなアンチすら上手く掌で転がして利用していけばいいわけなんですが、僕個人としては、こういうスタンスは倫理的・美学的にどうかなと思う部分があって基本的に採りません。

 

それに、このブログを読んで下さっているあなただって、できればそんな「無駄な炎上」は避けて、お客さんに価値提供をしていきたいとお考えだと思います。

 

そこで今回僕が提唱するのが、SNSを主戦場にせずに、もっとクローズドな世界での情報発信とコンテンツビジネスです。

 

ビジネスのSNS化がもたらしたもの

ネットビジネスに取り組んでいる人の中で、特に10代後半~20代後半の人にとっては、インターネットビジネス=SNSと言っても過言でないくらい、SNSがメインツールだという認識があると思います。

 

ネットビジネスとの親和性が高い、SNSの最たるツールであるTwitterが日本で流行しだしたのは2009年頃。かくいう僕も、2010年にTwitterを初めてかれこれ8年ほどこの世界を覗いていますが、トレンドや使い方の大きな流れ、流行廃りこそあれど、気軽にコンテンツを拡散できたり、時流に乗って一気に有名人に駆け上がることができるという意味では、「持たざるもの」にとってはTwitterは最適なツールですし、ある意味「アントレプレナードリーム」があるプラットフォームとなっています。

 

SNSの特徴は「自分と他人の境界線が曖昧」なことです。だから、気軽に(Twitter上の)有名人どうしでジョイントを組むことができるし、影響力の大きい数人でジョイントを組めば、その拡散力を持ってより多くの人にコンテンツを届ける、集客を行うことができるようになります。

 

従来のツールだったメルマガとかでは、こういうことは決して行うことはできません。まあ、メルマガ広告を打つことなどはできますが、Twitterの場合は広告を打たずに拡散してもらえる、という可能性があるという意味で、SNSというのは特殊なプラットフォームなんです。

 

ただ、SNS(特にTwitter)というのは、そのカジュアルさ故の脆弱性、ビジネスとの非親和性もあるんですね。

 

SNSで人を行動させることはできるか?

SNS(もとよりTwitter)の特徴は、詰め込める情報量の少なさにあります。Twitterは140文字(半角英数字だと合計280文字)の中に情報をまとめないといけませんから、どうしても1回のつぶやきで詰め込める情報量は少なくなりますし、場合によっては「自分の伝えたい情報」と「相手に伝わる情報」にズレが出てくることだってあるわけです。

 

(SNSとは関係のない例えですが、「恋愛」という言葉を聞いて私とあなたが想像するものは違うでしょうし、「仕事」という言葉に対して私とあなたがイメージすることも違うはずです。情報量の少ないSNSだとどうしても、こういう「一般的な言葉」を使わざるを得ないのですが、話して発信者の意図が受信者にきちんと伝わるのか?という部分は不明瞭です)

 

だとすると、発信者が本当は「こんな人に対して自分のメッセージを届けたい(し、行動して欲しい)」と思っているのに、当の本人にはそのメッセージが伝わらない、あるいは全く関係のない人に伝わってしまうことだって起こりえます。

 

でも、情報発信者として勘違いしてはいけないことは、「必要なものを必要な人に対して漏れなく提供する」という心構えです。だから、本当は商品やサービスを必要としていない人に対して、それらを提供する(お金を払って利用してもらう)ということは避けないといけないことなんですよね。だって、それによって幸せになる人は誰もいないわけですから。

 

SNSによって、こういう「必要なものを必要な場所に届ける」という考え方が見えづらくなってしまいました。というのも、SNSでの拡散力(バズ力)には注目が置かれるものの(いわゆる「影響力」というやつですね)、そのメッセージが本当に必要とされている人に届いているのか?そして、必要としている人はそのメッセージに対して何らかのアクションを取ったのか?ということは一切(というかほとんど)注目されないからです。でも、影響力というのは何も「より多くの人に届いている(ように見える)」ことだけではないはずです。

 

SNS特有の脆弱性というのはまさにここにあるんですよね。少し別の角度から解説すると、そもそもSNSというのは「時間が余っている人が暇つぶしのためにするもの」という側面が非常に強いです。SNSで意識高い系のアカウントやら情報発信者のアカウントもありますが、日本全国の皆さんがそういうアカウントを常時見ているわけではありませんし、そういう人たちをフォローしている人って日本人全員の1%にも満たないでしょう。案外、Twitterというのは「井の中の蛙」となってしまう場所でもあるんですよね。

 

ビジネスは「他人の悩みを解決する」ことだと仮定すると

ビジネスとは「他人の悩みを解決する」ことである。

この認識がどれくらい共有されているかは分かりませんが、ここではそうと仮定して話を進めていきますね。

 

情報発信ビジネス、コンテンツビジネスの基本となるのは、この「相手の悩みを解決すること」です。最近は「自分のライフスタイルを売る」というビジネス(いわゆるキャラビジネスだったり、教祖ビジネス)も増えてきているわけですが、これは少し異色。まあこの方法も戦略としてなくはないのですが、基本的にビジネス(というより、仕事全般)の基本というのは「相手の悩みを解決する」ってことです。

 

その悩みは「モテるようになりたい」かもしれないし「もっとお金が稼げるようになりたい」かもしれないし、「もっと痩せたい」「もっとスキルを増やしたい」というものかもしれません。「もっと安い金額で掃除をしてくれるサービスが欲しい」ってことかもしれないわけです。

 

人間、どんなステージに行っても何らかの悩みは持つわけで、その人たちに対して悩みを解決するのが、フリーランスであれ会社勤めであれ、仕事のルールとなっています。そして、悩みには大小がありますが、本当に深刻な悩みを持っている人は、お金を払ってでもその悩みを解決したい、と思っているわけです。

 

じゃあ、その人たちは果たしてSNSで時間つぶしをしているか?と言われれば、答えは言うまでもないことですよね。

 

どういうスタンスで情報発信に取り組むのか(自分がイケていることをただ見せたいのか、それとも悩みを持っている人を助けようとするのか)によって戦い方は変わってくるわけですが、後者として真っ当な情報発信、コンテンツビジネスをするのであれば、SNSを主戦場にするのは負けが見えているので、最初からやめたほうがいいです。

 

ただ、これは何もSNSを使わないようにしろ、ってことではありません。手短に言えば、SNSはあくまでファン作り、あるいは情報収集や素の自分を見せる、と言った、直接的にビジネスとは関係ない方法で使い方をするべきです(僕も、Twitterは長く使っていますが、途中で運用方法を大きく変えました)。

 

SNSに依存しないためにフリーランスが導入すべきツール

では、SNS「だけ」に依存せずにビジネスを進めていくために必要なツールとはなんでしょうか。

 

1つ目はブログ。どのように運用をするかですが、「悩み解決」を主眼に置くのであれば、SEO(検索エンジン最適化)を徹底的に行って、アクセス数の多さよりもコンテンツの質、アクセスする読者層の質を重視するようにします。どれだけ多くの読者が集まっても、何らかのアクション(コンテンツを購入する、など)に結びつかない場合は、意味がありませんからね。

 

そして2つ目は、古典的ではありますがメルマガ(メールマガジン)です。メルマガは「メールアドレスを相手(発信者)に差し出す」というのが1つのハードルになっているのですが、ここを超えてくる読者は言わば「濃いファン」だったり「強烈な悩みを持っている人」なのです。この読者ときちんとした関係の構築ができていけば、ニーズを探ることもできますし、リピーターになる可能性だってあります。

 

メルマガ読者を集めるのは簡単ではありません(SNSの拡散ではまず集まりません、必要に応じて広告を打つ必要もあります)が、例え少人数の読者であっても、その人たちを大切にしてコミュニケーションをとり続けていく力を養うことができれば、いくらでもそのスキルを展開していくことが可能です。

(つまり、メルマガを書く力とメルマガの集客スキルがある程度あれば、SNSなど他のプラットフォームを使うことになってもそこまで難しいとは感じません)

 

 

メルマガ配信サービスについては、基本的に月額いくらの定額制のものが多いのですが、最初抵抗があるのであれば買い切り型のCyfons -新世界スクールシステム-が使い易くてオススメです(僕も使っています)。

 

まとめ

SNSからインターネットビジネスの世界に入った人(僕がそうなんですが)は、どこかのタイミングでよりクローズドな世界でのコミュニケーションと情報発信のスタイルを取り入れていく必要があります。ブログを運営している人は多いと思いますが、これに加えてメルマガの導入もしてみて下さい。

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