フリーランスとして一段レベルアップするための「三脚戦略」

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こんにちは、藪内です。

 

世間の「働き方改革」や「多様な仕事のしかた」と相まって人口が増えてきているのが、「フリーランス」という働き方です。

 

僕は大学を卒業してから半年ほど会社勤めをした後退職をして、その後独立をしてフリーランスとして仕事をしてきました。とは言っても、インターネットでよく話題になる「意識高い系の積極的独立」ではなく、会社の労働環境の酷さに体が拒絶反応を起こしてしまい、半ば強制的に職場を離脱したことが、独立への伏線となりました。

 

当時は「仕事はなんでもやる」というスタンスを取っていましたが、フリーランスとして5年以上仕事をしてきて思うのは、「もっと戦略的にビジネスに取り組めばよかった」ということです。

 

今回は、そんな話をまとめていきたいと思います。

 

フリーランスの「三脚戦略」とは

仕事柄、自分より若い人から進路相談を受けることも多いのですが、その相談の一定数には「独立したほうがいいのか」「独立したいのだけれど」といったものが含まれています。

 

僕の場合、このような「進路相談コンサル」で飯を食っているわけではないので、「いかにフリーランスの世界が素晴らしいか」ということや「いかに会社員が恵まれていないのか」といったことは、ポジショントークですることもありませんし、相談を受けた方に返すようなこともしません。

 

ただ、これから独立をしようと考えている方に知っておいて欲しいことに、今回挙げる「三脚戦略」があります。

 

「3」というマジックナンバー

十進法の世界で任期のある数字と言えば、10で割り切れる「2」であったり「5」であったりすると思いますが、独立して仕事をする時に役立つ(というより、他の場合でも役立つのですが)のが、「3」という数字を基準にして物事を考える、ということです。

 

数学の話になりますが、点が1つあれば、それは点のままですが、点を2つ作ってそれらを真っ直ぐに結ぶと、線になります。

そして、点を3つ作ってそれらを互いに線で真っ直ぐに結ぶと三角形ができますが、三角形とは即ち「面」です。

 

つまり、平面を作るのに最低限必要な点の数は3つなのですが、この原理を使っているのが、カメラなどに使う「三脚」です。

 

なぜ、カメラを安定して固定するときに三脚を使うのかというと、「3本の脚(=3つの点)」があることがミソなのです。

 

通っていた小学校や中学校で使っていた椅子を思い出してみるとお分かり頂けるかと思いますが、4本脚の椅子に座っていると、どこか1つの脚が宙に浮いてしまって、体重を移動させると椅子も前後にカタカタ移動してしまって安定しなかった、ということがあるかと思います(家にある椅子でも同じことを経験されたこともあるかもしれません)

 

一見、4つの点を使って面(四角形)を作ることが安定しているように見えるのですが、実は4つの点というのは不安定で、3つの点で三角形を作るのが、安定への秘訣なのです。

 

そして、この「3」という数字を、これから独立してビジネスを行っていくときにも意識して欲しいのです。

 

まずは1つの分野で「3」つのビジネスパートナーを開拓する

フリーランスとして仕事をしていくときにまず考えるべきは、「自分の強み(スキル)をお金に換えられる」分野で、3つのビジネスパートナーを開拓することです。

 

簡単に言うと、取引先を3つ開拓して、それらからある程度の仕事がコンスタントに見込める状態を作る、ということです(収入チャネルを3つ作る、と言ってもいいかもしれません)。

 

僕の場合、本業の特許翻訳に関して言うと、取引先開拓のために15社ほど採用試験(トライアル)に受けて8社ほどに合格をし、仕事をする中で3~5社ほど、継続的に仕事を続けられる取引先を開拓しています。

 

取引先が3社あれば、何らかの仕事を振って頂けることが多いですから稼働率も上がりますし、場合によっては複数の取引先からの仕事を同時に抱えて、複数の納期を守りながら仕事をする、ということも可能になります。

 

ビジネスパートナー3社の次は「3種類の収入チャネル」作りを

さて、この「3つのビジネスパートナー開拓」がフリーランスとして仕事を行っていくための第一歩であれば、次は「3種類の異なる収入チャネル」を作ることに時間とエネルギーを使っていきましょう。

 

僕の場合、本業の翻訳に加えて「電子書籍(Kindle本)の出版」と「ブログ収入」が挙げられます。これらの収益性はまだまだ高いものではないので、本業と比べた場合の収益額(収益割合)には大きな差がありますが、毎月の収入の底上げには十分役立っています。

 

「3種類の収入チャネル」というのは、フリーランスとして複数の専門性を売る場合にも十分に役立つ考え方です。例えば、第1の柱がライター、第2の柱が写真、第3の柱がコンサルティング、のように、1つの柱だけを見ると競合が多くて競争激化になっているかもしれませんが、他の専門性を掛け合わせることで独自性を強め、また事業収益性の改善(強化)に取り組むことができます。

 

もちろん、これら3つの収入チャネルそれぞれで「3つのパートナー(3つの取引先、3つのブログ運営、など)の確立」ができることが理想的です。

 

まとめ:フリーランスも貪欲に「安定化」に取り組もう

今回は、フリーランスとしてビジネスを進めていく中で心に留めておきたい「三脚戦略」について、簡単にまとめました。

 

フリーランスというと、まだまだ「会社員との対比」でしか語られないことが多く、「会社員と比較してどう」という切り口でしか語られていないことがほとんどです。

 

しかし、フリーランスというのは立派な「個人事業主」で、事業を回してナンボ、収益を上げて収益性を高めてナンボ、の世界でもあります。

 

そういう意味では、「会社員が嫌だから/ダメだから」という理由だけでは、あるいは「ブログを書き続けて生きていく」という理想論だけでは、続けていくことが困難な世界であることも確かです。

 

エッジを聞かせて炎上させて事業を回す、というような「突飛な」方法ではなく、地味ではありますが確実に基盤を固めて広げていく、というこの「三脚戦略」を是非実践してみて下さい。

 

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