フリーランスとしてワンランク上のステージを目指す人が読むべき本7選

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こんにちは、藪内です。

 

僕は2013年に独立をして、かれこれ5年以上フリーランスとして仕事をしてきました。

 

5年という年数が長いかどうかは人によって感じ方は違いますが、個人的には「同じことを5年続けていてもそこまで価値はない」と考えています。

 

これは僕に限ったことじゃなくて、ある程度の年数をフリーランスとしてキャリアを積んでいる方であれば、必ずぶち当たる壁と言っていいでしょう。

 

そんな方のために、今回は「ワンランク上のステージを目指す」ためのオススメ書籍を7冊紹介します。どちらかと言えば、ノウハウよりもマインドセット関係の本が多いですが(なぜなら、マインドがしっかりしていたら、ステージが上がっても結果を出し続けることができるからです)、ぜひしっかりとした学びを続けて、更に高みを目指して頂きたいと思います。

 

なお、フリーランスにこれからなりたいという方、あるいは駆け出しの方には、以下のブログ記事が十二分に役立つので、そちらをご覧頂くことをオススメします。

 

フリーランスになりたい人&なった人に読んでほしい本・13冊(外部リンク)

 

では、本題に入っていきましょう。

 

①希望の資本論(佐藤優・池上彰)

フリーランスという仕事の仕方は、ある意味「青天井」なので、仕事をすればするほど稼ぎの額が大きくなる、というものですし、若いのであればそういうことを経験してみるのも必要です。お金は、エネルギーを分かりやすい形に変換したものなので、稼ぎが大きいということは受けるエネルギーも多いので、それだけのキャパが備わっていないと受け取ることができません。

 

ただ、月商や年商「だけ」を目標にして頑張っていると、どこかで体を壊しますし、頭でも「本当にこれでいいのかな?」と思うときがやってきます。

 

こういうときに、「私たちは資本主義社会に身を置いているんだ」ということを、メタ視点から捉えられるスキルを持っていると、稼ぎ続ける自分を客観視しながら(やや冷めた目を持ちながら)仕事を続けることができます。

 

そのメタ視点を備えるのにとっておきの本は、マルクスの「資本論」なのですが、これをいきなり読むと難しくて挫折してしまいます。そこでオススメなのが、この「希望の資本論」です。

 

資本論は、イデオロギーと一緒にイメージで語られることが多い書籍ですが、正統の解説書を読みながら読み進めれば、この資本主義社会にどういう内在倫理が存在するのかをきちんと理解することができます。そして、その優良解説書を出しているのが佐藤優なのですが、特にこの、池上彰との対談書が、形式的にも分かりやすくて読み進めやすいです。

 

資本論そのもので説かれている話は、どちらかと言えばサラリーパーソンが置かれた立場についてなのですが、「自分の時間とスキル(=労働力)をお金を交換する」という視点で捉えると、プレーヤー型フリーランスも同じ立場に置かれています。資本論の枠組みを捉えることで、「フリーランスvs会社員」のような、ステージの低い対立論も無視することができるようになりますから、純粋な勉強という意味合いで、この本はぜひ読んでみて下さい。

 

②「超」独学法(野口悠紀雄)

フリーランスのデメリットを挙げるとすれば、「新しいスキルを身につけるための勉強を自分でする必要がある」ということです。これが、会社勤めであれば、会社が用意してくれる研修なども利用することができますし、業界によっては「資格取得のための受験費用補助制度」などもあると思いますが、残念ながらフリーランスの場合、勉強するための素材も自分で見つけないといけませんし、時間の確保、必要な費用の捻出も、自分でしなければいけません。

 

そういうときに、「独学スキル」を持ち合わせていれば、自分の力である程度のところまで新しいスキルや知識を増やして(高めて)いくことが可能です。

 

大学受験などを独学で乗り切った方であれば(僕もそうでしたが)、早いうちから「独学スキル」は身についていると思うので、少しの錆び落としをすれば問題ないと思います。ただ、仕事を始めてからの「勉強」は、受験や趣味のそれとは意味合いが違う場合も多いので、それらの区別をしながら「どうやって独学すべきか」ということを学ぶためのフレームワークを学ぶ(復習する)という側面から、この本を読んでみることをオススメします。

 

③世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(山口周)

外資コンサルで結果を出してきた山口周さんの、代表的著作。本の主軸は「ビジネスにおけるアート(感性)の重要性」なのですが、これって実は、フリーランスや経営者の姿勢としても役立つ部分が多いにあるのです(というか、本書では経営論とアートの融合について多く紙面が割かれています)。

 

フリーランスというのは、業種によっては「下請け」に甘んじてしまうことも多い業態です。別に、下請けが100%悪いわけではないのですが(業務委託なので、条件次第では少ない負担でQOLを十二分に高めることができる)、やはり、下請けであれアントレプレナー系フリーランスであれ、経営判断や経営理念(マインド)がしっかりしていなければ、独立してビジネスを長く続けていくことはできません。

 

この本で説かれているのは、ある種の「リベラルアーツ」の重要性とも言い換えることができますが、単にスキルを磨く、仕事を捌く、売上や年収だけを追いかける、という状態から脱したいなら、学べる内容が多いにある書籍です。

 

④幸福の資本論(橘玲)

この本は、僕が橘玲を好きになった1冊でもあります。

 

この本も、テーマは1種の「資本論」なのですが、いわゆるマルクスの「20世紀」的資本論ではなく、現代社会に合わせて変数を整理した、独自の理論展開がなされています。

 

本書では「金融資本」「人的資本(労働資本)」「社会関係資本」の3つを、万人が持てる「資本」として位置づけ、これら3つのポートフォリオをどうやって組んで、読者の「人生の最適解」を導き出すか、ということの提案がなされています。

 

恐らく、フリーランスとしてある程度の結果を出していると、前者2つの資本を多く持っていて、「社会関係資本」(人との繋がり)は少なくても問題なく暮らしていける、という場合も多いはずです(家庭を持っていたり、お子さんがいたりすると違うと思いますが)。逆に言えば、そこまでお金を持っていないから、社会関係資本の価値が高まった世界で生きていく、という生き方(ポートフォリオの組み方)もここでは解説されているのですが、ともかく、「どんな風に自分の人生のポートフォリオを組むか?」ということは、フリーランスとしてある程度仕事を続けた状態で考え直してみるのも、十分価値のあることです。

 

この本は図解も多く、読み進めるのに時間もかかりませんから、今度の週末に読んでみるのいうのもいいでしょう。

 

⑤自由をデザインする技術(金山慶允)

この本は、知る人ぞ知る、ステップメール型DRMの本家、金山さんことサトリさんの1冊ですね。

 

自分の人生で本当に成し遂げたいことを理解して、一段以上ステージを上げるためのマインドセットや考え方が解説されている本で、フリーランスとしてとりあえず、生活に困らない状態まで行くことができた、という方は読んでみるといいでしょう。

 

この本は、書かれている内容もそうですが、Kindleで自分の著作をどう作って、どういう風に他のシステムと連動させて「忙しくない」状態を作っていくか、という構造を学ぶための本としてもうってつけ。300ページ以上のボリュームですが、買って損のない1冊です。

 

⑥失敗の本質(戸部良一ほか)

仕事をするときにミスはつきものですが、フリーランスとして、あるいはこれから少人数の従業員と共に仕事をしていくのであれば、できるだけ不用意なミスは予防をしておきたいものです。

 

「失敗の本質」は、第二次世界大戦中の日本軍の戦略性のなさについて詳しく研究と解説をした本で、戦術ではなく戦略のまずさを指摘しているものですが、これはビジネスにおける「経営(戦略)」にも当てはまります。

 

あなたがこれから新しいマーケットに参入する、あるいはマーケットを開拓(創造)する際に、この本を読んでおくことで防げる失敗も多くありますし、それは日々の仕事についても同じです。

 

かのビスマルクは「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という名言を残していますが、歴史というのは、1種の経験の集合知のようなもの。人間というのは失敗をする生き物ですが、過去の失敗(歴史)から学ぶことで防げるものも多くあります。仕事論とはほとんど関係のないこの本ですが、フリーランスとして数年間のキャリアをお持ちであれば、きちんと読み解いて実務に行かせるだけの地力はありますから、ぜひ手に取ってみて下さい。

⑦フリーランス・個人事業の絶対トクする! 経費と節税

フリーランス向けの税金の教科書は、「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました」が有名すぎますが、この本で確定申告と帳簿付け(会計書類の読み方)を学んでフリーランスを続けた後に読むのが、この本です。

 

この本では、経費での計上の仕方と節税方法についても勿論述べられていますが、嬉しいのが「法人成り」の判断の仕方について。個人事業主と法人成りとの、税金・税額の種類と節税の目安を比較して、どの程度の年商・年収で法人成りを目指すかを考えるきっかけになる本として有益です。

 

個人事業主として仕事を続けても、大半が納税に持って行かれるのであればフリーランスの旨味も半減してしまうもの。目安は「年間の課税所得が400万円」の状態とこの本でも書かれていますが、その前後の年商・年収に達した状態で仕事を続けているフリーランスの方は、一旦仕事をセーブして、この本を読んで今後について考えてみるのもいいでしょう。

 

 

まとめ

今回は、フリーランスとしてのキャリアを数年持っている方向けに、「次の一歩」を踏み出すために役立つ書籍を7冊紹介しました。フリーランスのキャリアの方向性としては、主に「事業の多角化」「法人成りによる節税」の2つが考えられますが、どちらを目指すにしても、必要なのは「経営感覚」と「マネジメントスキル」。プレーヤーを続けながらステージを上げていくことは簡単ではありませんが、苦労なくしてステージの上昇もあり得ません。ぜひ今回紹介した書籍を空き時間に読んで、更なる学びに変えていって下さい。

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