2020年問題について一緒に考えよう

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こんにちは、藪内です。

10月に突入して、ハンガリーにも
新しい交換留学生の子たちが大勢やってきました。

こっちには、日本語を話すハンガリー人と
日本人との交流コミュニティがあって、

そこを通して、交流イベントや飲み会など
人と触れあう機会は困らないという感じです。

僕も、こっちにきてから知り合ったハンガリー人の
大半は、このコミュニティ経由で知り合った人たちですしね(笑)

で、新しい留学生は8月末や9月中旬に来ることが多いので
(ハンガリーの新学期は9月上旬から始まるところが多いようです)

僕も何かのイベントのときに、その子たちとも
何人も知り合いました。

何でも、今の交換留学は
大学2年生の秋から1年間する、っていうスタイルが
多いらしいですね。

僕が学生だった頃は、
大学3年の秋から1年間留学して、
帰国したら1年長く大学に居て
就職を決めて卒業、という子が
周りに多かったです。

まあ、こっちで会っている子の中には
そういう人(5年生まで進む人)もいるわけですが、
やっぱり、「19歳でハンガリーにやってきました」
なんて人の話を聞いていると
全く別世界に生きている感じがするわけですよ。

なんと言っても、僕とほぼ10歳違うわけですからね(笑)

なんか、自分も歳を取ったな、というのが正直な感想でして(笑)

まあ、とは言っても僕もまだまだ若い部類として
これからも活動していこうとは思っていますが、

留学生と話をしていると、
本来、帰国してからゆっくり大学生活を送って
その後卒業するか、と考えていたけれど
それだと在学中に東京オリンピックが終わって
就職が大変になりそうだから、1年縮めて
すぐに就職して卒業する、っていう考えを持っている人も
わりかしいるようでした。

これは、「2020年問題」と言われるやつですね。

東京オリンピックを境に、
日本の景気はグッと後退するから
それまでに就職をしておくとか、
何か手を打っといたほうがいいというやつです。

まあ、大学生の就職に限らず
転職市場とか不動産の価格とか、
ビジネスに関係する分野の多くで
この影響は出る、と言われています。

ただ、大学を卒業して8年くらい経つ僕からすると、
特に学生の場合、2020年問題のことは
そこまで深刻に考えなくてもよいかなと思います。

というのも、僕が大学を卒業した時期は2012年でしたが、
この時期(厳密にいうとそれより数年前)が
本当に驚くほど不景気だったからです。

発端は、2008年に起こったリーマンショックで
そこから派遣切りやら正社員の解雇、内定取消など
まあ色んな問題が起こりました。

その後景気が持ち直して、
オリンピック需要も今はあると思うのですが、

むしろ、不景気のときに社会に出て
仕事を経験したほうが、長期的に見ると
糧になる内容が多いんじゃないかと思うんですね。

というか、
「オリンピックが終わるまでに就職を決めなくちゃ!」
っていう考えは、全然本質的な話じゃないので

むしろ、こういう考え(意見)を全部鵜呑みにしてしまって
焦らされてしまうほうが、よっぽど危険だと思います。

というのも、そもそも人生は
「大学を卒業して就職が決まれば上がり」
なんてゲームではないからです。

これは、僕も在学中にはほとんど想像できなかったことですが、
就職しても(ここでは、就職に話を限定しますね)
「市場」での競争は続いていきます。

だから、大企業とかに入ってからも
昇進を続けていくためには、
ある程度仕事で結果を出し続けないといけないし
時には社内政治に精通しないといけないこともあると思います。

(ちなみに、大企業の出世競争って
半分以上は実務に関係ない内容なので、
上司に嫌われたり、こういうくだらなさに気づいた人が
勝手にドロップアウトしていく、っていうのも事実です)

あるいは、中小企業に就職したとしても
大企業にいる以上に勉強は続けないといけませんし、
転職とかを考えて、スキルを磨き続ける必要もあるし
必要に応じて資格を取ったり、新しいスキルを
身につける必要もあります。

なので、とても身も蓋もない話をしてしまうと

人生死ぬまで一生勉強し続ける

必要があるのです。

なので、こっちに来た留学生と
「2020年問題」について話していると、

その辺りの意識の持ちようが
ちょっとどうなのかな?とは思うわけですね。

ちなみに、大学卒業後の第1キャリアが
その後の人生にどれくらい重要なのか、ってことを考えて
オリンピックが終わるまでにとりあえず就職して、
そこで良いスキルなり人脈なりを築き上げることを意識して
学生たちはこういうことを考えている、とも見て取れますが、

これも、僕からすると「そこまであまり関係ない」と思います。

まあ、実際に福利厚生がしっかりしている企業に就職して、
心身への負担があまり多くない状態で仕事をしながら
アフターファイブや週末を勉強に充てる、
ってことができれば有利と言えば有利ですが、

他の仕事と比べて、そこまで大きな
アドバンテージがあるとも言えません。

(さすがに、かつての僕のように
週の半分以上が朝8時から夜の23時まで働きづめ、
なんて状況だとまずいですが)

事実、かつて劣悪な環境に身を置いていたけれど
退色してから必死に勉強して
フリーランスとして圧倒的な結果を出した人も、
20代だと割といるほうだと思います。

僕の知り合いにもそういう人は何人かいるし、
あまり自分でこういうことを言うのもあれですが、
僕もどちらかと言えば、その部類に入るんじゃないかと思っています。

なので、20代でどういう仕事に就くか、とか
ファーストキャリアをどうするか、ってことは
基本的に「許容される誤差」だと考えていいでしょう。

僕の友人の友人(僕からしたら赤の他人なのですが)は、
新卒で就職した会社を1年持たずにリストラされて
また再就職した、という話を
友人からも聞きましたし、

同じように、新卒で入社した会社が
不景気で傾いてしまって、コネ無し金無しスキル無しで
海外に飛んで自分で仕事を創った(そうせざるをえなかった)
っていう人も、何人か知っています。

まあ、ちょっと例が極端すぎるとも思いますが、
あまり、大学卒業直後のキャリアとか仕事って、
そこまで深刻に考えすぎなくていいと思うし、

2020年問題について悩むのであれば、
もっと本質的な部分で自分と向き合って、
自分の地力を高めていくほうがいいです。

そして、その手っ取り早い方法が
このメルマガでも何回か言っていると思いますが
「本を読むこと」なわけです。

読書って、勉強の中で
一番コスパの高い方法です。

大切なのは、自分の興味のある分野の本は
とりあえず何冊か手に取ってみる、ってことです。

僕も、この1年で色んな分野の本を読んできました。

仕事関係の本はもちろんですし、
ハンガリーやポーランドの歴史書
(エリア限定世界史解説書のようなもの)
もとりあえず買って、PDF化してiPadに入れています。

あとは、海外にいるからこそ
日本の歴史(現代史)を学びたい、と思って
明治維新~高度経済成長期あたりまでをまとめた
「昭和史」(半藤一利)も時間を作って読んでいますし、

資本論や人工知能(AI)、あとは
リベラルアーツ関係の本とかですね。

なので、海外にいながら
半分引きこもりのような暮らしになっているわけですが(笑)、

こういう形で勉強を続けられるのって
とても幸せなことだと思っているので
あまり気にならないというか。

国の歴史書(解説書)を読んでいると
こっちの人と話をするときも、
前提知識が備わっているので
理解も早くできますし。

(基本、ポーランドとかハンガリーの歴史なんて
知っている人が少ないので、それが
アドバンテージになることだってあります)

まあ、なんだか話が横にそれてしまいましたが
あまり、目先のあれこれに振り回されすぎずに
どっしり構えていきましょう、という話でした。

そして、そのためにずっと勉強し続けるということですね。

このテーマは、もう少し追加で伝えたいことがあるので
また改めてメールするかもしれません。

では、ここまで読んで頂きありがとうございました。

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