僕が今からヨーロッパに住むとしたら、どこの国にどの制度で住むか

オピニオン

こんにちは、藪内です。

 

僕は20代半ばで、フリーランスとして仕事をしながらポーランドで1年ほど生活をした経験があります。

 

もともと、自分で仕事をしながら(海外就職ではなく、起業か自営業で)ヨーロッパで生活をしてみたい、という思いがあったので、ポーランドで生活をすることでその夢は一旦叶ったことになるわけです。

 

ただ、今後もヨーロッパで一定期間生活をしたい、という気持ちはあるので、今から僕がヨーロッパに出るのであれば、どんなことを考えてどんな風に海外生活を送るか、についてまとめてみようと思います。

 

①収入源は日本である程度確保しておく(前提)

まず考えないといけないのは、ヨーロッパで生活をする際の生活費(支出)の工面です。

ビザを取得する際には預金残高の証明などが必要なので、最低限の貯金、あるいは現地に移ってからも収入を確保する方法をいくつか持っておく必要があります。

 

海外で生活をする場合、日本で培ったスキルを使って現地就職や、現地クライアントを確保して事業を行う、という方法もあるかと思いますが、「海外在住の日本人」同士でも仕事の取り合い(=レッドオーシャンでの競争)が発生しかねませんし、どのみち競争が激しくなって、戦いを勝ち抜くのは簡単な話ではありません。

 

そこで、僕であればまず、日本での生活の間に①アルバイトなどで貯金をしっかり確保する(最低100万円)、②日本のクライアントと、場所を選ばずに仕事ができる関係でパートナーシップを結ぶ(=いわゆる、ノマド的な仕事の仕方を確立する)ことを目標にして、「海外に出る前に基盤を整える」ことに専念します。

 

この場合、税金関係の手続きがやや面倒なこともありますが、「日本と決別して海外で骨を埋める」なんて仰々しいことはやりたくないタチなので、個人的には「いつでも日本に戻れる」状態にしたまま、自分のスキルと専門性だけを持ち運んで世界を移動する、という方法を採用します。

 

②20代ならワーホリビザを使う

①の条件をクリアしたとして、次に考えるのは「具体的にどうやって移住するか」です。

これは、海外生活を送る際のステータス(年齢や独身・既婚など)の違いによって選択が変わってきますが、独身かつ20代であれば、ワーキングホリデーを使える国を選んで1年間生活をするでしょう。

 

ワーキングホリデーは、「1年間その国での滞在が可能で、必要に応じて生活費の確保のために就労もできる」という、フレキシブルな制度です。建前としては「青少年の健全な文化交流」が主な目的で、渡航の主たる理由が「休暇を取ること」となっているため、あまりビジネスビジネスできないのが難点ですが、①で書いたように「日本と仕事をする」状態にしておけば、居住先でもあれこれ突っ込まれない可能性が高くなります。

 

ワーキングホリデーに関しては、現地でのアルバイトやフルタイム勤務も理論上は可能なのですが、移民が多い国では、そもそも仕事の口が狭いために、就職活動プロセスを通過するだけでも時間と労力がかかってしまいます。

 

ですから、必要な基盤は日本で整えておいて、「海外で1年間生活をしてみる」ということに重点を置いて余計な手間をかけずに海外生活を送る、という方法を、僕であれば取るでしょう。

 

その上で、ドイツ(特にベルリン)だけは選択肢から外します。ベルリンは、日本以外の第三国も含めて「フリーランス」が集まりすぎていて、これから移住をする旨味はそこまでないと考えていますので…。

 

ワーホリをするとしたら、中欧のポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、あるいは南欧のポルトガルでしょうか。中欧は物価の安さというよりも治安の良さが決め手ですし(中東からの移民の受け入れをほとんどしていない)、ポルトガルは、ラテン系特有のノリの良さと気候の暖かさが魅力です。

 

正直な話、イギリスやフランス、ドイツなどの、日本人にとって人気(知名度)の高い国には、そこまで移住するメリットを感じません。他に日本人も多いですし、ブログとかを立ち上げようにも競合が多すぎて戦いづらいと思っています。

 

できるだけ競合(競争相手)が少なく、貯金も作れて生活の質が日本にいる時よりも上がるような国・街を選びたいものですね。

 

③ワーホリが使えなくなったら、あえて留学ビザ

ワーキングホリデーは、移住のハードルがそこまで高くはないので便利と言えば便利なのですが、この制度が使えるのは31歳になるまでです(ビザの申請ができるのが、31歳になる前日まで)。

 

ということは、31歳を超えてからヨーロッパで生活がしたい!となると、別の方法を考えないといけません。

 

一番有名な方法は「フリーランスビザ」を取ることでしょうが、現地でのクライアントの確保など、クリアしないといけないハードルもワーホリの時より増えてしまうのも事実です。

 

そういう意味では、案外「留学ビザ」を発行してもらって移住、というのが簡単かつニッチと言えるのではないか、と考えています。

 

留学ビザの場合、現地での就労などはできないに等しいですが、日本からの収入(取引先)をある程度確保できていれば、実際にはあまり関係ないと言えます(日本の企業と仕事をして、日本の銀行にフィ-を振り込んでもらう場合)。

 

実際に、ワーキングホリデーが使えない国でも、「正攻法」でフリーランスビザや起業ビザを取るのではなく、「抜け道」的に留学ビザを取って生活をしている人もいます。

[検証]何円あれば合法的にヨーロッパに1年以上滞在できるのか。

(僕がポーランドにいる間に出会った、旅人ほだ君のブログです)

 

留学ビザをとりあえず1年ほどゲットして(正規留学ではなく、語学学校とか、週末生涯スクールみたいな制度で、学校に通う時間を少なめにしておく)、その間に「他の方法でどうやって生活できるのか」ということを調べるように、僕だったらするでしょう。

 

留学ビザであれば、興味のある国で「その国の言語(公用語)を学ぶ」という目的で滞在ができるので、「当面の生活権の享受」という意味合いで、一旦留学ビザを取ってから次のことを考えるように僕であればします。

 

④起業ビザはビジネスプランを練ってから

起業ビザの取得は、個人的には「現地に根を張ってビジネスをして生活する」ということを目指すわけではないので、優先順位としては下がります。海外にいながら日本と仕事をする、という状態になっていれば、そこから現地でクライアントを確保して…ということをしなくてもいいんじゃないかな、と正直思うのです。

 

ただ、ビジネスの種類によっては(美容師やネイリストなど)、現地で開業して地に足をつけてビジネスを続けていく、というスタイルになるでしょうから、その場合は起業ビザをきちんと取ることになると思います。

 

僕の場合、日本を捨てて一蓮托生で海外移住、という方法は取る気はないので(最悪の場合に日本に戻ってこられるようにしておきたい)、起業ビザを取ることに気は進みません(一定期間の生活権を得る、という目的で取得はするかもしれませんが…)。

 

今回は敢えて「裏ルート」の説明のようになってしまいましたが、正攻法で戦うよりも、こういう「抜け道」を探してライバルを少なくして戦うほうが、合理的であるとも言えます。ビザや収入源の確保はあくまで「手段」であって、海外生活によって何を手に入れるか、という「目的」をきちんと考えて選択を行っていきたいものです。

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