プラハで目にした衝撃の光景

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こんにちは、藪内です。

プラハには弾丸で
行ってきたわけですが、
用事も全部済ませて
空港に行くまでの間
旧市街をうろついて
時間を潰していました。

ちょうどクリスマスシーズンということで
旧市街の広場にも
出店やツリーが
いくつも顔を出していまして。

いくつかの国で
クリスマスマーケットは
見てきましたが、

少しずつ姿も違うな~

なんて思いながら
歩いていると。

びっくりする光景がありました。

旧市街近くに
タイ式マッサージ店があったのですが、

そこの象のキャラクター(?)
にも、サンタの帽子が
被せられていたのです。

キャラクターというか、
仏教の世界にいかにも出てきそうな
神様みたいな象の像です。

さすがに、
こういう光景は今まで
ヨーロッパで見たことなくて

「ここは日本か!」

と心の中で思ったところで、

思い出しました。

チェコって、ヨーロッパの中でも
群を抜いて「無神論者」が
多い国なのです。

これ、結構意外じゃないでしょうか?

ヨーロッパと言えば、
カトリックかプロテスタントの違いこそあれ
大多数の国ではキリスト教を
信仰する人が大多数ですし、

チェコと言えば、
中世に宗教改革の舞台と
なった場所でもあります。

(フスはチェコの生まれですね)

それに、他の国と同じように
プラハの街中にも
沢山の教会が林立しています。

けれど、国勢調査の結果だと
「特定の宗教を信仰していない」
という回答者の割合が、

確か60%を超えていたはずです。

過半数になっているのは確かですね。

このことを思い出して、
先のマッサージ店の
「奇妙な」組み合わせも
理解できたわけです。

(ちなみに、そこまで多くの国で
クリスマスシーズンを過ごしたことないので
似たような光景を見られる国をご存じの方は
こっそり教えて下さい)

この、無神論者が多い理由ですが、

一説によると
「チェコという国が小さくて
いつ消滅してもおかしくない」
という状態が、
チェコ人の考え方に強く
影響を与えている、というものがあります。

隣国にいつ攻めて
滅ぼされるか分からないので、
国という「大きなもの」に対しても
特段思い入れはなく、

同じように、宗教という
「大きなもの」にも
必要以上に傾倒しない、

という考え方です。

まあ、僕なんかは
「国が信じられないから
宗教に傾倒する」
という風に考えてしまいがちなので

この説が正しいのかどうかは
よく分かりません。

でも、ヨーロッパにいて
この感覚ってとても特殊だし
新鮮に思えるので、

チェコ人と懐を割って
こういう話ができれば
面白いんじゃないかな、

とは思いますね。

これは、隣国ポーランドと
比較してみても面白いテーマでは
ありますよね。

ポーランドは、生活もしましたが
「異常」とも言うほど
キリスト教の信仰度が高いです。

いわゆる「敬虔」な人が多いですし
その信仰の強さが
国の右傾化に関係しているんじゃないか、
とも思います。

まあ、宗教というのは
別に、いわゆる「三大宗教」に
限りませんけれど、

諸刃の剣になることは
確かですよね。

適度な距離を取って
信仰する(接する)ことが
できるのが理想ですけれど、

多くの場合、
1つのものに傾倒しすぎることで
その反動で、排他的になってしまいがちです。

現代の宗教戦争なんかが
典型的な例ですし、

日本でも、新興宗教に傾倒しすぎて
過去にいくつか事件が起こりました。

それに、「信仰」って
別に宗教に限ったものではありません。

日本人も、チェコ人と似たように
特定の宗教を信仰する人は
多くはないと思いますが、

その代わりに、別のことを
とても「排他的に」、あるいは
「盲目的に」信じている人が
とても多いんじゃないか、と思います。

一昔前の
「大企業に勤めれば一生安泰に暮らせる」
みたいな神話なんて、
典型的な日本の宗教じゃないでしょうか。

あるいは、最近は逆に
「フリーランス万歳教」の教祖や信者も、
とても増えてきていると思います。

他には、お金の亡者になる
可能性もある「拝金教」、

英語の勉強を延々続ける、とか
英語はネイティブから学ばないといけない、
と信じている
「英語教」とも言える信者も
沢山いると思いますね。

まあ、それを言えば
高級ブランドも一種の
「宗教」になってしまうわけですが。

大切なのは、
盲目的に傾倒することじゃなくて
ある程度距離を置いて、
突き放してそれらを見ることが
できることです。

そういう意味では、
チェコ人のスタンスからは
学べることが多そうですし

距離を置くスキルを身につけることで
自分自身を救うことだって
できるのではないでしょうか。

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