日本人には「逆ぼったくり」が多い

海外生活

こんにちは、藪内です。

 

先日、Twitterでこういうつぶやきをしました。

Tatsuya YABUUCHI on Twitter
“よく日本人は、「海外にはぼったくりが多い」と言うけれど、海外にいる身としては、「日本人はサービスや商品に対して然るべき対価を払わない”逆ぼったくり”が多すぎ」やと思う。 岡田斗司夫じゃないけれど、「いつまでもタダだと思うなよ」って本当に思う。”

今回は、この話について
深掘りしていきたいと思います。

30年くらい僕も生きてきたわけですが、
最近、海外にいると特に
「日本人の”逆ぼったくり”」に出くわします。

よく、
「知り合いに仕事を頼むときに
”友だち価格”で頼むな、引き受けるな」
って、言うじゃないですか。
(これは日本で、ですけれど)

でも、海外にいると、「仕事」じゃないにしろ、

結構多くの日本人が、「他人をタダで使う」

ことに手を染めていると、僕は思います。

しかもバツが悪いことに、
当の本人は、「利用している」という
意識すら持っていない………。

例えば、僕はこれに関して
色々ととばっちりを食らっています(笑)

自分がそういうのに巻き込まれやすい
だけなのかもしれませんが、

よく、知り合いから色々頼まれたり
お願いをされたりするんですよね。

例えば、もう3年くらい前になりますが、
ポーランドで暮らしていたときに
朝起きたら、知り合いから
FBメッセンジャーの通話(不在着信)が
入っていました。

その知り合いは隣のウクライナに
ずっと滞在していて、
そこで実際に会ってもいたんですが、

何かあったのかと思って
電話をかけ直したら、

「乗るつもりの飛行機に乗れなくて
今日ワルシャワに行ったら泊めてくれるか」

という相談でした。

しかも、飛行機に乗り遅れたという話じゃなくて、
日本に帰る飛行機だったんですが、
乗り継ぎ経路の関係で、
飛行機に乗る「だけ」でも
ビザ(査証)が必要な区間が
含まれていたようで、

それを知らずに空港に行ったら
係員がチェックして、見事に
搭乗できなかった………
というトラブルのようでした。

で、隣の国にいる僕に
泣きついてきたんですが………。

ちなみに彼を、僕はその数ヶ月前にも
何泊か泊めているんですよね。

それは元々、
僕が結構広いアパートを借りていた
っていうのもあって、
人を泊められるスペースがあるので
知り合い限定で、1泊とか2泊限定で、
日中僕が仕事をするので外出する、
っていう条件でしたが、

何人か、知り合いを泊めていました。

(1年間のうちで3回、とかでしたが)

まあ、これは元々僕から
「必要あったら泊まってくれていいですよ」
っていうオファーを出していたのもあるんですが、

そのことも覚えていたんでしょう、
飛行機に乗れなくなって、慌てて
連絡してきた、ということみたいでした。

ただ、話を聞いていると、
ポーランドに行くチケットも取っていないし、
仮に来たとしても、
どれだけ滞在するか分からない………
みたいなニュアンスだったので、

その時は、僕は断ったんですよね。

しかも寝起きだったのと、
知り合いが電話越しに、
結構ヘラヘラした物言いで
お願いをしてきたのが頭に来て、
結構不快感が強かったんですよね。

自分の中では、あの出来事で
その人との縁は切れたかなあ、
という感じになったんです。

もちろん、怒りを露わにはしませんでしたが、
「なんか利用されているな」と思ってしまいました。

更に、去年の話ですが、
ブダペストで知り合った日本人の旅人が、
ポーランドに旅行に行く途中に
荷物をバスに置き忘れた、という話もありました。

いきさつは詳しく覚えていないのですが、
元々終点の街まで乗るつもりが、
途中の街のバスターミナルに
停車中に、バスを離れてお手洗いに行ったら?

バスがその子を乗せる前に出発して、
荷物だけが終点まで行ってしまったらしいのです。

と、今こうやって書いていても、
「そんなことあるんか!」と自分でツッコんでしまうので、
もしかしたら別の原因だったかもしれません(笑)

が、とにもかくにも
「ロスバゲ」ならぬ
「ロストパーソン」になってしまったという。

で、バスに詰め込まれたままの荷物は
その子の旅の荷物ほぼ全てで、
結局その子は、何の荷物も持たずに
帰国したらしいのですが(笑)、

その荷物が、どうやら終点の街の
バス会社のオフィスにずっと
保管されているようだったのです。

そして、永遠に保管できるわけでもない一方、
本人がまたヨーロッパまで飛んで
確認できる、というわけでもないので、

ブダペストに住んでいる僕に、
「万が一その街に行く予定があったら、
荷物を確認してもらえませんか?」
という相談がきました。

そして、僕はちょうど
その街に行く予定があったんですよね。

なので、「荷物の確認をするだけ」という条件で
その相談は請けたんですが、

実際に行ってみると、
「荷物を取りにきたら、
持って帰ってもらわないといけない」
という話になって、

仕方なくリュックとバックパック2つを受け取って、
タクシーで大きな郵便局まで行って、
その子の実家まで、国際郵便で送ったんですよね。

で、結局その子には
郵便代金やタクシー代に加えて
仕事料?として、かかった費用の
2割くらいを追加で振り込んで
もらうようにしたんですが
(これは僕から言いました)、

あの時に、かかった費用だけ伝えたら
あの子は、その金額しか払わなかったのか?

と、今でも思うんですよね。

というのも、もし僕が
上の2つのケースで「お願いをする立場」だったら、
どうやってお返しをしようか
必ず考えるからです。

もし、人の家に泊めさせてもらうのであれば
食事やお酒をご馳走するとか、

荷物を運んでもらうのであれば
3割くらい、チップとして(?)
料金上乗せで支払うとか、ですね。

でも、他にも例を挙げれば
キリがありませんが、

「やってもらって当然、当たり前」
という心持ちで海外に来ている人って、
思った以上に多い印象を受けます。

もしかすると、これは僕が
自営業で仕事をやっているから、
感覚の違いだけなのかもしれません。

(親しい自営業の友人も、
この話については同じ考えを持っていました)

でも、それで言うと僕はかつて、
海外でパスポートを含めて
貴重品をほぼ全て紛失してしまったことがあります。

2ヶ月海外に居たときで、
その折り返し地点のタイミングで
そんなトラブルに見舞われてしまいました。

そして、パスポートを盗られた日に
滞在したホステルでは、その滞在中に
唯一の、日本人と出会ったんですよね。

そのときは、クレジットカードも盗られて
現金もほぼ持っていない状態だったので、
大使館に行くための電車賃もなくて、
その日本人から、いくらかお金を貸してもらったんです。

その人は「帰国したら返してね」と
だけ言っていましたが、

僕は帰国してから、確か貸してもらった額の
2倍くらいを、お礼も含めて振り込みました。

会った日の夜に食事に連れて行ってもらって
ご馳走もしてもらいましたし、
翌朝も警察に行って、英語はできないものの
精神的にサポートしてもらった、
というのもあったので、

色々含めてのお礼として、
それくらいの謝礼を払ったつもりでした。

(ちなみに彼は旅人で、
本当にその数日しか会っていないし
今どこで、何をしているかも分かりません)

あるいは、もう1つ別のエピソードを話すと、
先月、ベラルーシという国に行ってきましたが、

空港に着いたときに、
同じ飛行機に乗っていた
中国人から声をかけられて、
「僕日本人なんですけど」と伝えたんですが、

街に行く方法も分からない、
スマホのSIMの買い方も分からない、
泊まるホテルすら予約していない(笑)
という状態で、

SIMカードを買って、一緒にバスに乗って、
しかも彼は、僕が泊まる
ホテルに付いてきました(笑)

空き部屋があったので、
彼は2泊くらいそこに泊まったんですよね。

あ、あとは
近くのスーパーに行って
タバコを買ったりライターを買ったりしましたが、
なぜか彼のクレジットカードが使えない、
現地通貨は持っていない、という有様で(笑)

それも僕が支払いをしたんですよね。

しかも彼、中国ではシェフの仕事をしていて
今はスペインに滞在しているようで、

中国語とスペイン語は分かるけれど
英語は全然分からない(笑)

なので、2人でGoogle翻訳を使って
会話していたんですけれど、

投宿できてしばらくしてから、
「今日の晩ご飯はご馳走するよ」
と(Google翻訳で)言われて、
(というか、英語への翻訳もメチャクチャで
多分そうなんだろうな、くらいに思っていただけ)

近くのレストランに行ったら、
きちんとご馳走してもらいました。

お腹いっぱいなのに
デザートのアイスまで進められたので
なんとか必死に食べきりましたが………

別に、僕は何かしてやった、
とは思っていませんでしたので
(さすがに、ホテルまで付いてくるとは
思っても居ませんでしたが)

何の見返りも求めていませんでしたが、

でもその一方で、
自分が相手の立場なら同じようなことはするし、
仮に相手が「別にいいですよ」と言ったとしても、
きちんとご馳走する、あるいは
何かしらの見返りを提供するのが
道理だなあ、とも思います。

上で挙げた例は、
相手が面識があるかないか、
の違いはありますけれど、

でも、僕からすると
面識があろうがなかろうが
それは関係ないことだと思います。

「普段できないことは
いざとなってもできない」

「練習でできないことは
本番でもできない」

とも言いますが、

友人、知人だから、という理由で
「やってもらって当然」と考えている人は
見知らぬ人に対しても同じ振る舞いをするだろうし、

「何かしら見返りを提供しよう」
と、知らない相手に対して考える人は
それは、たとえ知り合いや友人であっても
程度の差はあれ、同じことをすると
思うんですよね。

で、「やってもらって当然」と思う
(というか、むしろ「思って」さえもいない)
人が、日本人には多いなあ、
という印象を受けるんですよね。

あれ、一体何なんだろうか、と。

僕のブログに、紹介の記事を書いて欲しいと言いながら
一切謝礼の話をしない日本語学校もあるし、

旅行会社のバナー(リンク)を貼って欲しい、
と言いながら、こっちのブログのリンクは貼らない、
という旅行会社にも出くわしたことがありますが、

「タダでやってもらって当然」
というマインドを持った日本人が、
本当に海外には多い。

まあ、海外に限ったことはないかもしれませんが、

「自分は何もせずに、
人が作った果実を頂こう」

と、ヌケヌケと考えている人が
本当に多いよなあ、と感じる
今日この頃です。

別に、そういう生き方が悪いとは思いませんが、
でも少なくとも、僕からすると
そういう人とは付き合えないよなあ、
とも思います。

経験があると思いますが、
人間って結局、
「相手に利用されているな」
「自分が損しているな」
って思うと、やる気とかを
無くしてしまうんですよね。

善悪抜きで、そういう生き物なんですよ。

だから、ありふれた表現かもしれませんが
「どうやったら相手が喜ぶか?」
「どうやったら相手が気持ちよく感じるのか?」
ということを考えて、
実践していく必要があるんですよね。

別にそれって、ビジネスとか恋愛とか
友人・知人の人間関係とか、
関係ありません。

どんな状況でも、そういうことを
考えて実践できる人が強いんですよね。

まあ問題は、こっちがそう考えているのに
何も分からない、感じない鈍感な人が
多いという、ことになってしまうんですが………。

僕は、「逆ぼったくり」は冗談抜きで
撲滅しないといけない、と思っているし
こういう人がいるから
日本の一人当たりのGDPが上がらないんだ………
とまで真剣に思っていますが(大袈裟か)、

今回はここまでで長くなってしまったので、
最後の話については、
また機会があれば取り上げたいと思います。

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