「お金では買えないものがある」という考え方は、お金を稼いでから変わりました

オピニオン

こんにちは、藪内です。

 

僕が学生時代の頃から、周りでよく聞く言葉が「お金では買えないものがある」というものでした。

当時は「確かにそうだよなあ」と思っていたのですが、今、フリーランスとしてある程度、自分の力でお金を稼げるようになってからは、この考え方は物事の一側面を限定的に照らし出したに過ぎないよなあ、と思います。

 

 

「お金で買えないものがある」と言って、お金を稼ぐことから目を背けていませんか?

「お金よりも大切なものがある」「お金で買えないものがある」というフレーズは、イメージですが、あまり仕事や財産に恵まれなかった(恵まれていない)人たちが使っているように思います。

 

昔から家庭が貧しくて、まともなものを親から買ってもらえなかった、とか、お金が問題で家庭内問題が発生して、お金を持つ、お金を稼ぐことに対して抵抗があるとか。

 

そういう気持ちは、僕も幼い頃に家庭に似たような雰囲気があったので分かるのですが、今思い返してみると、これって「お金というものの存在から目を背けるための、都合のいい言葉だったんだよなあ」ってことを思うのです。

 

「お金に対するマイナスイメージ」は、世間が作った幻想

僕は、お金が原因でちょっとしたトラブルが生じるということを幼い頃に何度か目にしてきたのですが、自分自身がお金(を持つこと、稼ぐこと)に対して、そこまで抵抗があったわけではなく。

 

むしろ、そういう世界をぼんやりと見ていたからこそ、180度角度を変えて、「お金と世の中」を見てみたらどうなるんだろう?って思っていました。

 

僕がお金に対してあまり抵抗がないのは、そういう「あまのじゃく」な部分も影響していると思うんですけれどね。

 

ともかく、僕がこれまで出会ってきた「お金を稼いでいる」人たちに、いわゆる「世間」が作り出したテンプレート的な人っていませんでした。

「テンプレート」っていうのは、高級車を乗り回したり、高層ビルに住んでいたり、一晩の遊びで7桁くらいのお金を溶かしたり、っていう、「お金をじゃんじゃん稼いでガンガン使って、周りの人間を人間と思っていない」みたいなイメージです。

 

むしろ、色んな人に出会うなかで、そういう「世間」が作ったイメージっていうのはイメージでしかないんだな、って思いました。

(もちろん、覗く世界を変えれば、実際にはいるんだと思います)

 

僕が出会ってきた人たちはむしろ、お金を稼いでいる、お金を持っていることで、ステージがものすごく高くなっている人たちだったんですよね。

 

なぜか、一人会社で事業をやっていてものすごく売上があるのに、四六時中腰が低くて謙遜している社長だったり、海外の富裕層相手に高級工芸品を販売して、精神世界に入っていっている社長だったり、パーカーとスウェットをずっと着ながら楽器を売りさばいている自営業だったり。

 

全員、僕とは比べものにならないくらいに結果を出されていて、当然ながら収益も大きいんですが、そこらへんにいる人たちと一見何も変わらないし、むしろ人間的に素敵な、尊敬できる人たちが多い。

もちろん、収入の多寡が人の地位を決めるわけではありませんし、収入が少ない人が人間的に尊敬できない、というわけでは全くありませんが、実際にお金を稼いでいる人たちを見ると、案外心がおおらかな人が多いんだな、ということに気づきました。

 

大切なのは、お金と上手く付き合えるか

「お金で買えないものがある」とか「お金よりも大切なものがある」という考え方は、ある意味では真理なのですが、問題は「お金を絶対的に神聖なものだ」と一元的に考えてしまうことでしょう。

 

「お金より大切なものがある」ということをあえて言語化(意識化)するということは、それは「お金に対して興味がない」ということではなくて、何らかの形でお金に対する意識を持っている、執着を持っているということの裏返しでしかありません。

 

そのような意識が芽生えてしまう理由は、価値観の形成に大きな影響を及ぼす幼少期~思春期に、お金にまつわる何らかのトラブルがあったことが原因であることが多いのですが、間違いないのは「お金との距離を適切に保てていない」ということです。

 

 

僕は実際に、ある程度自分でお金を稼ぐことによって分かりましたが、あるていどのお金があれば、解決できること、解決しやすいことが増えます。

僕は、海外で虫歯になって大金を溶かしたことも、身内の急な危篤で、航空券を2回捨てて海外から帰国したこともありますし、住居選びでお金をケチってとんでもない物件を引き当ててしまったことだってあります。

 

虫歯のダメージをできるだけ抑えて治療ができたのも、大切な人に会うために海外から慌てて帰国をしたことも、お金があったからできたことですし、住居選びも、もっとお金を払えば良い物件を探すことができました。これらの判断や行動は、貯金も少なくて稼ぎも少なくて、お金を失うことに対する恐怖や不安に心が支配されていたなら、もしかしたら取ることができていなかったかもしれません。

 

僕は別に、この世の中お金が全てとは思っていませんが、少なくとも、お金があればいい食事もできるし、いい住環境を確保することもできるし、危険な夜の移動にタクシーを使うこともできます。学生時代には、関西から東京に夜行バスで行って、到着日の夜にまた夜行バスで関西に戻って見事に体調を崩した経験もある僕ですが(笑)、あの時から「きちんとお金を使う」ことを理解していれば、お金をケチって身体を壊すなんていうギャグにはならなかったと思っています。

 

今、フリーランスとして5年ほど仕事をするようになって、お金があれば買えるもの、解決することは多いのは事実で、そのためには、お金はあって困らない(損しない)道具であると言えます。

一方で、お金に対して全能感を持ってしまうこともまた危険で、お金に対する執着を生んでしまったり、お金しか見えなくなって人間関係を損なってしまっては本末転倒です。

 

お金から目をそらさず、かといってお金だけに目を釘付けにしないように、バランスを取って付き合っていきたいものですね。

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