2018年以降の「勝ち組フリーランス」の定義を考えてみる

オピニオン

こんにちは、藪内です。

 

最近は「フリーランス」という言葉が一人歩きしてしまっていて、職種や業種、仕事のスタイルに無関係に、一括して「フリーランス」という肩書きが使われている印象を受けます。

実際には、一言で「フリーランス」といっても、カメラマン、ライター、翻訳、旅行ガイド(アテンド)、ブロガー、士業など、実に多種多様な分野にまたがっていて、仕事の仕方や業界の問題、スキルアップやスキル展開の方法も違っているはずです。

 

ただ、「フリーランス」という横文字はカッコいいですが、実態は年収も仕事時間もピンからキリまであって、一見華やかに映るけれど、実態は火の車…みたいな人だっていますし、逆に大きく結果を残している人もいます。

 

そして、一番の問題は「声の大きいフリーランスが、大した実績もないのに有名人に成り上がってしまし、その人たちの影響をモロに受ける人たちが今後も出てくる」だろう、ということ。

「声が大きい」っていうのが、色んな分野からタケノコのように出てくればいいのですが、実態はそういうわけでもなく。

 

どちらかというと、ブログを作ってSNSで賛否両論を巻き起こして目立つ、ようなポジショニング(戦略)を取っている人だけが存在して、良くも悪くも、そういう人たちの発言に引きずられてしまう人がいるのかな、という印象です。

 

 

なので、今回は僕が考える「2018年以降の勝ち組フリーランス」の定義をまとめておこうと思います。

 

①法人クライアントを複数抱えている(下請け含む)

勝ち組フリーランスの1つ目の定義は、「法人の顧客がいる」ということです。

普通、フリーランスとして仕事をするのであれば、兎にも角にも「法人の顧客を開拓する」ことを目標にすると思いますし、そういう考えを持っていなかった方は、今からでもいいので考え方を改めて下さい。

 

法人と仕事をするメリットに、「1回あたりの仕事の額が大きい場合がある」ということが挙げられます。

業種や職種によってバラツキがあるので、分野によっては必ずしも当てはまらない場合がありますが、僕が主にやっている翻訳の仕事であれば、1回あたりの仕事が約20~40万円。これくらいの規模の仕事を2週間~3週間で捌くので、1ヶ月あたりでこういうボリュームの仕事を2~3回くらい受けて仕事を回していく、という感覚です。

 

実は、この話の肝は「法人顧客と仕事をする」というところにあるのではなく、どちらかというと「顧客単価の低い個人を相手にしない」という部分にあります。

 

最近流行の「ブログを書いてコンテンツを販売する」というビジネススタイルがこれに当てはまるのですが、あなたも、noteで数百円のコンテンツを販売しているインフルエンサーやブロガーを目にしたことがあるかもしれません。

 

この、数百円のコンテンツを販売する、というのは「自分でコンテンツを作って販売する」ということを経験するという意味では、フリーランスとして仕事をするのに絶対に経験すべきことなんですが、間違ってはいけないのが、こういう収益源をメインに据えてはいけない、ということです。

 

単純に考えても分かりますが、1つ200円のnoteコンテンツ「だけ」で食っていこうとすると、月20万円を稼ごうとすると1000人の顧客に購入してもらわないといけません。

たとえTwitterのフォロワーやブログ読者が1000人いても、全員が有料コンテンツを買うことはまずないので(普通は、優良顧客は10%以下と言われています)、noteだけで食っていこうとすると、購入者数の10倍以上の見込み客からのアクセスを集めないといけません。

 

これはブログやアフィリエイトも同じで、広告(アドセンス)にせよアフィリエイトにせよ、1件(1回)あたりの成果報酬は数十円~数百円、場合によっては数千円と、単価が非常に低いので、どうしても「大きいことは正義なり」というか、「できるだけ多くのPV数を稼ぐ、できるだけフォロワーを増やす」という「重厚長大」型のビジネスモデルになってしまうんですよね。

 

でも、よっぽどの影響力がないとそれほどのフォロワーは付きませんし、仮にそこまでの影響力を持つことができても、そこに至るまでの道筋が長すぎです。

 

だから、noteとかブログとか、あるいはKindleとかでもいいんですが、「少額コンテンツ」の販売は、とりあえず「自分でコンテンツを作って販売する、という経験のため」ということを一番に置いて、それだけで食っていく、ということは考えないほうがいいです。

 

僕は、複数のブログを運営したり電子書籍を出版したりしていますが、これだけで食っていってるわけではありませんし、むしろ、法人顧客との仕事である程度の収益をコンスタントにあげられているから、こういう「お金になりにくいこと」への実験ができている、と言っても過言じゃありません。

 

つまり、大切なのは「法人顧客を抱える」というよりも「顧客単価を上げる」ことになるわけですが、個人相手に顧客単価を上げるのは、これまた大変なので、できるだけ「大きなお金が動き、かつ仕事で過度のストレスを感じない」っていう取引先を複数開拓するのが、これからはデファクトになっていくでしょう。

 

②収入の一定金額を自己投資に回せる

フリーランスをしていて痛感するのは、「稼ぐことはそこまで難しくないけれど、稼ぎ続けることは簡単ではない」ということです。

この「続ける」というのがキーワードで、短期的に(微分的に)「稼ぐ」ってだけなら、なんとでもできるんですよ。

 

ただ、同じ仕事を続けるにも、新しい情報をキャッチアップする、仕事の効率化のためにツールを色々試してみる、スキルの横展開を含めて新しいスキルを身につける、といった風に、「自分のレベルを上げていく」ためには、一定金額を自己投資に回す必要があります。

 

何に投資をするのか、ということは人それぞれ異なると思いますが、一般的に投資の費用対効果を考えると

・仕事効率化のための道具(設備投資)

・営業や集客のためのツール(ブログや広告費など)

・頭への投資(書籍、セミナーなど)

・健康管理のための投資(人間ドック、歯医者や眼科など)

の4つです。

 

こういう部分に一定金額を投資「し続ける」ためにも、フリーランスとしてやっていくのであればまとまったお金を稼ぎ続けることは必須ですし、未だに「パソコン1台でなんたら」みたいなことを言っている人は、もはや土俵に立てていないことも理解しておく必要があります。

 

僕は、毎月数万円は書籍の購入に充てていますし、仕事の効率が高まるんじゃないかとおもう設備投資も、失敗も見越して行えるだけ行うようにしています。クライアントと直接あって話をすることもありますし、東京や大阪で行われる展示会なども、仕事柄参加するようにしています。

 

何にどれだけ自己投資をするのか、ということは個人がそれぞれ、業種や達成したい年収などを参考に考える必要がありますが、「一定額を稼いだ上で、一定額を投資に回す」ことが、これからは最低限必要なことだと考えて下さい。

 

③結果が出るかわからないけれど、挑戦を続ける(無駄打ちをする)

「勝ち組」に含まれるもう1つの定義を挙げるとすれば、「無駄打ちができる」ことでしょう。

この「無駄打ちができる」というのは、②の「自己投資」とは少し異なります。

 

自己投資は「投資したからには回収する」ことが前提にありますが、「無駄打ち」というのは、「結果がでるかどうか分からない」ことに賭ける、一種の博打みたいなものです。

 

でも、これは「博打をしてみて大穴狙い」というわけじゃなくて、「自分に向いているのかどうかを知る」「失敗を通して、どうやれば成功に近づけるのかを知る」といった、ある種の「人体実験」の意味合いが強いです。

 

何か新しいことに取り組んでうまく行かなかったら、どうやったらうまくいけるのかをブログにまとめて人の役に立つ。上手く行ったら、ビジネスの新しい柱の1つにすればいいわけですし、成功するのに時間がかかった場合でも、「どうやれば時間を短縮できるか」ということをコンテンツにまとめることができれば、また人の役に立てます。

 

でも、こんな「無駄打ち」をするにも、やっぱり一定のお金と時間は必要です。だから、きちんとフリーランスとしてお金が回る状態を作って、その上で新しいことにも2割くらいの時間とお金を投入していけるようにするのが理想なのです。

 

「フリーランス」というのは、この単語だけ見ると響きはいいですが、フリーランスとして結果を出し続けるには、相応の研鑽を続けることが必要です。そのためにも、今回お伝えした3つの「勝ち組の条件」を1つずつ満たしていけるように、今日から行動していって下さい。

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