今回初めて、このように「今年買って良かったもの」をまとめることにしました。
もともと、そこまで物を買うわけでもなく、一度買ったものは長く使う(というか、長く使えるものを買う)のと、気に入ったものはリピートして買う、というスタンスで生きているので、これまでも「こんな新しいものを買って良かった」と思うことは多くはありませんでした。
ただ、今年は整理も兼ねて、こういう風に記録に残しておこうと思いまして。
ヨーロッパ生活を終えて実家暮らし→国内暮らし、という流れの中で
今年は、コロナ流行の中、前半5ヶ月をヨーロッパで暮らし、その後帰国。更に5ヶ月を日本の実家で暮らした後、国内で引っ越しをして一人暮らしを始めました。
なので、一人暮らしをするタイミングで、例年よりも色々と物を買うことが多くなったのも、こういう記録をまとめる一因になっていると思います。
「厳選」とは言うものの、買った物の仲から10分の1に絞る、みたいなことをしているわけではなくて、そもそもの分母が少ないのはご愛敬でお願いします(笑)
では、順に見ていきましょう(順序はランクではなくて、説明しやすい順に載せています)。
①エールフランスのビジネスクラス
いきなり、「物」ではなくて「体験」になってしまうのですが…。
コロナウイルスが世界に飛び火しているタイミングで、関空からパリまで、エールフランスのビジネスクラスを利用して移動しました。
それまで、8年ほど、提携航空会社の利用と買い物で貯め続けた、虎の子のマイルを使っての利用だったので、実際に支払った金額は燃油サーチャージなどの数万円でしかないのですが、ビジネスクラス野中でも一線を画するエールフランスのそれを利用できたことは、自分にとって何にも変えられない財産になりました。
なお、これまでに利用したビジネスクラスの航空会社はルフトハンザドイツ、オーストリア航空(ヨーロッパ圏内)、中国国際航空、KLMオランダ航空と、このエールフランスの5社ですが、ヨーロッパの航空会社の中でも、際どいながら最上位にランクインすると思います。
個人的には、フランスで固めたワインと、アテンダントさんのきめ細かいサービスが、他の航空会社のビジネスクラスよりもサービスの質で一歩上に立っていると思いました(19年に利用したルフトハンザのビジネスクラスも、勝るとも劣らないサービスではありましたが)。
このビジネスクラスの利用については、こちらの記事で詳しくまとめています。
エールフランス291便・関空→パリのビジネスクラスに乗って極上の12時間を過ごす
なお、いきなり「番外編」にはなってしまうんですが、厳しい渡航制限がかかっている中で本帰国をするために利用した、オランダ航空のビジネスクラスも、別の意味(ビジネスクラスの座席でエコノミークラスに準ずるのサービス)で強く印象に残った経験ではありました。
渡航制限がかかる中、KL891便でアムステルダムから関空までビジネスクラスで移動した
②Airweaveの冬用掛け布団
Airweaveっていう寝具ブランドをご存じでしょうか。
錦織圭や浅田真央といった、超一流のアスリートも使っている、高級寝具の1ブランドです。
国内で一人暮らしをするに当たって、色々と家具や日用品をそろえる必要があったんですが、寝具はこのAirweaveで固めることにして、敷き布団(肩、腰、脚の部分で硬さが違う四季布団・和尚)、冬用掛け布団「ハイパーダウン」、掛け布団用のシーツ(枕は2年前から愛用していて、四季布団用シーツは実家にあった普通のもので代用)の3つを購入したんですが、掛け布団のハイパーダウンの暖かさが神がかっていて。
写真を上手く撮影できないので文章だけでの説明になりますが、1人用サイズの布団で、175cmくらいの身長でもすっぽり収まる大きさなのはもちろんなんですが、1枚を羽織るだけでも、ぽかぽかして暖かくて、毛布が要らないっていう。
詳しい説明は公式サイトに譲りますが、防寒服よりも高い保湿性を有していて(この保湿性が高いと、保温機能も高くなるようです)、軽い布団1枚なのに、実家で布団と毛布2枚、計3枚を被って寝ていたときよりも暖かくて快適に寝られる、ということができるようになりました。
感覚的には、ユニクロのヒートテックの布団版、と言ったらいいのでしょうか。今まで毛布を使っていたときは、「寝る前は寒く感じる→寝ている間に暑く感じて布団を蹴飛ばしている」ということがままあったのですが、このAirweaveコンフォートに変えてからは、そういうことは一切なし。7万円+消費税、という値段ではありますが、他に毛布を持つ必要がないのでミニマルチックに生きられますし、決して高い買い物ではないように感じました。
ちなみに、夏用の「ハイパーダウンコンフォート」というのもあるのですが、こちらは時期的にまだ買っていません。
③一人用炊飯器
一人暮らしをするに当たって、炊飯器をどうするか、というのは前からの課題でした。
そもそも、お米を食べ過ぎると眠たくなるので(特に昼)、あまり食べないようにしているのと、炊飯器を買うにしても普通のものは大きすぎるしスペースも取るので現実的じゃないな…と思っているなかで、いつもお世話になっている美容室で読んだ雑誌に紹介されていたものが、この「一人用炊飯器」だったわけです。
それがこちら。
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一口に「一人用炊飯器」と言っても様々な種類があるのですが、僕が選んだのはこの、「櫃が2つあって、スチームの力で簡単にお米を炊ける炊飯器」でした。
櫃が付いているので、ここにお米を入れて研ぐことができますし、2つあるので2人分の炊飯が可能。もつろん片方だけを使うこともできますし、片方にお米、もう片方にレトルトカレーを入れて一緒に炊くと、カレーライスを作ることだってできます。
もちろん、工夫次第で、お米以外にも温野菜、ゆで卵、インスタントお味噌汁なども作れる優れもので、「シンプルで場所を取らないけれども汎用性が高い」という理由で買いました。
値段は5280円しますが、これを買ってからほぼ毎日、お昼ご飯はカレーライスにしているので、だいぶ元を取れるくらいには使い込んでいるのではないかと自分では思っています。
鞄に入るサイズなので、職場に持って行けるのも(お米をどう持って行くかなどの工夫は必要ですが)嬉しい点ではありますね。
④初めて購入したデスクトップパソコン(32GB)
これまた引っ越しを機に、ノートパソコンからデスクトップパソコンに切り替えをしました。
これまで持っていたのは全てノートパソコンで、大学入学のときに買ってもらったWindows XPの中古品、卒業時に自分で買ったMacbook、その後仕事の関係でWindowsに再度乗り換えていくつか使い倒して………という感じで生きてきたのですが、ようやく「腰を落ち着けて」生活ができる、ということで、同じ値段でスペックの高いWindowsのデスクトップを購入しました。
スペックは、64bit・32GBのCore(TM) i7-9700、512GBのSSDに4TBのHDDを1つずつ付けたもので、これで16万円台。
今までは、日本と海外を行き来するのでノートパソコンを使って、自室でモニターに繋いでいたんですが、こちらだと同じ金額で16GB、256GBのSSDを付けられたかどうか…という感じだったので、やはり同じ金額で買えるスペックはノートパソコンのほうが高いですね。
仕事柄、どうしてもWindowsでないと使えないソフトを多用するので、もう5年以上Windowsを使い続けています。予備のノートパソコンは別に持っていますが、こちらのデスクトップパソコンもサクサク動きますし、買って良かった物の1つですね。
⑤ICL眼内レンズ
最後はこれ。今年の7月に、目の中にレンズを入れて視力を矯正する「ホールICL癌内レンズ」の手術を受けて、0.05前後だった裸眼視力を1.5前後に矯正しました。
金額的には77万円しましたが、これが今年一番「買って良かったもの」です。
詳しい施術の流れやレンズの説明は、こちらの記事にまとめているのですが、視力矯正をしたことで
①朝起きるときにいちいちメガネを探す必要がなくなった
②入浴時にもきちんと周りが見える
③鉄道や飛行機で移動中にアイマスクをして仮眠を取るときにも、メガネの付け替えをする必要がなくなった
④夜になっても目がしょぼしょぼしづらくなった(ゼロではない)
⑤パソコン作業時やタブレット端末を使うとき、これまではメガネの上に別のPCメガネを掛けていて鼻が痛むことがあったが、今はPCメガネだけを掛ければいいのでその負担が減った
⑥散歩をして遠くの景色を見るのが楽しくなった
⑦鉄道の前面展望を楽しめるようになった
………などなど、「目が見えるってこんなに幸せなことなのか」と思えることがとても増えました。
施術をして半年ほどが経ちますが、未だに視力は1.2~1.5を保ち続けていますし(夕方になると少し見えにくくなる、ということはどうしても起こります)、費用こそかかりましたが、「レーシックだと効果の小さい、強度の近視や乱視を持っている人にも適用できて、視力矯正ができる」という意味では、もともと視力矯正を諦めていた僕のような人にとっての希望となる矯正方法だと言えます。
視力矯正をしてから、本を読んだりパソコン操作をするときの姿勢も良くなりましたし、目も疲れづらくなりましたし、いいことづくめです。
まとめ
今年買ったものの中で特によかったものは、おしなべて「そこそこ値の張るものではあるけれど、払った金額以上の対価を得ることができる」ものであったのは間違いありません。
30を超えてくると、「いい物を長く使い続けよう」という想いがこれまで以上に強くなっていきます(自分の場合)。来年以降も、同じスタンスを保ち続けて、大切に買い物をして、それらを大切に使い続けて行きたいと思います。
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